研究紹介


コンピュータグラフィックス

シミュレーション

物理シミュレーションを用いたリアルな映像生成について研究しています.主に流体(煙,水,炎,雲など)を扱うことが多いですが,弾性体や結晶など他の現象も対象としています.最近ではシミュレーション結果を編集するなど,より簡単に映像生成が出来る方法を研究しています.

Research_StreamGuide
煙のガイド手法による竜巻の生成例

Research_StreamGuide
外力によるシャボン玉の形状制御

レンダリング

如何に高速にリアルな画像を生成できるかについて研究しています.最近では金属やガラスの表面に付いた傷をリアルに表現するための方法の研究を進めています.

Research_ScratchRender
透明物体表面上の傷のレンダリング

モデリング

物体の形状を簡単に作成できる方法について研究しています.最近注目を集めているテキストによる入力を用いて,様々な樹木の3Dモデルを生成する方法の研究に取り組んでいます.

Research_Text2Tree
テキストからの樹木モデルの生成

サウンド合成

映像に尤もらしい効果音を合成する方法について研究しています.代表例として既存の音のデータベースから水のアニメーションに合った音を探索し合成する手法を発表しました.

Research_SoundRetrieval
速度の履歴を利用した液体の効果音の検索

画像処理

画像編集

主に画像の色変換や再照明,シネマグラフの生成などの研究をしています.画像処理との相性のよいディープラーニングを応用した研究にも取り組んでいます.

Research_ColorTrans
テーマカラーへの画像の自動色変換
(画像の出典:https://data.csail.mit.edu/graphics/fivek/)

再照明

撮影された際とは異なる照明環境下での画像を生成する方法についての研究です.再照明はディープラーニングを利用することがほとんどで,我々も大規模な地形画像などに対する再照明手法の研究を行っています.

Research_FontStyle
単眼地形画像の再照明
(画像の出典:https://www.pakutaso.com/)

ユーザインタフェース

シミュレーション応用

流体などのシミュレーションをより直感的に作成するためにユーザインタフェースまで含めた方法の研究を行っています.例えば手の動きを用いて流体シミュレーションのパラメータをより直感的に調整出来るようなシステムの研究などがあります.

Research_SimuUI
ハンドモーションを用いた雲シミュレーションのデザイン

教育システム

画像処理やAR,プロジェクション等を応用した教育目的のシステムに関する研究にも取り組んでいます.代表例として靴の整頓を促すシステムを開発し発表しました.

Research_ShoesAR
靴の整頓を促すための教育システム